新着情報

第51期生の入学式が行われました

2024.4.10

令和6年度、第50期生の入学式が令和6年4月7日(金曜日)アートホテルにて行われました。新入学生16名と保護者の方々参加のもと、不安と期待を胸に新入生が新たな一歩を踏み出しました。3年後の国家試験合格に向けて、充実した学生生活を送って頂きたいと思います。

また、入学式終了後に参加いただいた保護者の方々に対して説明会を開催しました。各学年のカルキュラム、奨学金の事務手続きなど学校生活全般について説明させて頂き、合わせて、学生生活のサポートをお願いいたしました。

入学式の様子

入学生宣誓

宣誓

本日、北海道医学技術専門学校入学式に臨み、私たち入学生は新たに始まる学校生活に臨床検査技師になるという大きな目標に向かって希望に満ちています。
ここに、本校の建学の精神と伝統を重んじ、医療人として求められる人間性を養い、新しい時代に必要な医学検査の知識や技術を習得するために日々努力することを誓います。

令和六年四月七日
第五十一期入学生 代表 安済 陽奈子

歓迎の言葉

歓迎の言葉

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。保護者の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。在校生を代表して、歓迎のご挨拶をさせていただきます。
新入生の皆さんは、新たな生活に大きな希望と様々な不安を抱え、この入学式に臨んでいるのではないでしょうか。一日も早く周りの環境に慣れ、今後の学校生活が充実したものとなるよう、私自身の経験も交え、学校生活についてお話させていただきます。まず初めに是非、頼りになる、仲良くなれる友達を見つけてください。

1年生では、英語や数学、化学などの基礎科目と、新たに学ぶ専門科目があります。基礎科目は、これまで学んできたことの復習や応用で、馴染みのある科目です。専門科目は、初めて聞くような単語や難しい計算式がたくさん出てきます。授業中にわからなかったところは後回しにするのではなく、その日のうちに頼りになる友達に聞くことをおすすめします。もちろん、先生に聞くこともできます。2年生では、基礎科目が減りほとんどが専門科目なります。なおさら、わからないことは早めに解決することが大事です。友達同士で協力し合えば乗り越えることができます。更に、年に2回の定期試験があります。高校までとは大きく違うのが、試験科目が多いことです。私は、テスト勉強を一、二か月前から徐々に始め、頭に入りやすい得意科目から手を付けていました。まずは授業プリントやノートなどをしっかり暗記していました。試験の時には、何ページにあったなと思い出せるぐらい何度も何度も復習をして臨んでいました。友人の中には、試験が終わった後に自分へのご褒美をイメージしてモチベーションを上げている人もいました。私の場合は、終わった後のことを考えると気持ちが全部そちらに逸れてしまうので、とにかく目の前のことに集中するように心掛けていました。

実習も1年生からあります。最初は器具や機器の使い方を覚えるなど、すべての科目の基礎になる実習を行います。1年の実習のひとつに採血があります。講義を聞いてイメージはしているのですが、実際の場面になると、緊張や焦りで思うようにできないことがありましたが、何度か練習を重ねているうちに、仲間にも助けられ、上手に、安全に採血ができる様になりました。2年生になると、専門科目の実習時間が増え、実習とレポートに追われる毎日になります。実習の目的や内容を十分に理解することで、実習を手際よく勧められます。実習に付き物なのがレポートです。はじめは、何をどのように書けばいいのか見当もつかず、とても苦労しました。私の場合は、実習レポートの経験のある人に教わったり、先輩に聞いたり、先生にもう一度説明を受けたりしながら作成しました。結果からどのようなことが考えられるかは、内容を理解していないと書けませんが、しっかりしたレポートを作成することは講義で学んだことの復習になり、理解を深めるのに非常に役立ちます。

普段の学校生活は講義と実習の毎日ですが、楽しい行事もあります。今月に行われる新入生歓迎会では、在校生や先生方と交流をすることができます。さらに新入生同士も、この歓迎会をきっかけに親交を深めていってほしいと思います。また、六月と十一月には、体育祭があります。準備から片づけまでクラス一丸となっての共同作業や、スポーツやゲームで共に汗を流すことで、さらにクラスの親睦を深めるだけでなく、先輩との縦の絆も深まると思います。

ここまでお話ししたように、私の場合は友人や先輩に恵まれ、助けられてきました。人と人との繋がりの大切さを実感している北医専での学校生活です。「臨床検査技師」という共通の大きな目標を持った仲間や先輩後輩、先生方との生活を送ると1年は思ったよりも早く、あっという間に過ぎていきます。1日1日を無駄にせず、有意義な学校生活を過ごしましょう。確かな知識と技術を備え、思いやりの心を備えた人間性豊かな臨床検査技師を目指して、私たちも共に努力することを誓い、歓迎のことばとさせていただきます。

令和六年四月七日
在校生代表 福家 沙都