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第47期生の卒業式が執り行われました

2023.3.15

令和5年3月11日(土)に、第47期生の卒業式が今年度は在校生と保護者参加の下、執り行われておりました。

卒業証書授与後に、卒業生一人ひとりに3年間の思いを語っていただきました。在校生へのアドバイスや両親への謝意、お世話になった方々への感謝の気持ちを、言葉詰まりながらに話していただきました。
貰い泣きした方々も居られるのでなないでしょうか。

これから、社会人としての一歩を踏み出す、卒業生の皆様の活躍を心から願っております。

優秀学生表彰

・成績優秀賞 狩野 涼香(旭川北高等学校卒)

関係団体表彰

・日臨技学生表彰会長賞 森田 海都(東川高等学校卒)
・北臨技学生表彰 山崎 未和子(旭川北高等学校卒)
・北専各連優秀学生表彰 入江 蓮(東川高等学校卒)
・北専各連旭川支部優秀学生表彰 髙田 茉侑(旭川南高等学校)

卒業式の様子

送辞・答辞

送 辞

厳しい寒さが残りつつも、日差しに春の訪れが感じられる季節となりました。
春風が吹くこの素晴らしき日に三カ年の学業を修め北医専を巣立ちゆく第四十七期生の皆様。ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
今、卒業を迎え、三年生の皆さんはこれまでの日々に思いを馳せらせている事と思います。北医専で過ごした三年間はあっという間だったのではないでしょうか。実習とレポートに追われる日々に、心休まる時間も少なかったと思います。また、この半年は三年間の集大成となる国家試験に向けて、さらに時間が足りないと思われることもあったのではないでしょうか。そんな中でも、必死に勉学に取り組み、行事にも真剣に向き合っていた三年生の皆様は私たちの心に深く印象に残っています。
三年生の方々とは、コロナ禍のため、あまり行事面で接することがありませんでした。それでも、普段の授業のことやレポート、試験のことなど勉強面でどんなに私たちが救われてきたか分かりません。私たち在校生は、先輩方の築いた伝統を受け継ぎ、社会に貢献できる医療人になるため勉学に励んでいきたいと思います。そして、先輩方と共に臨床検査技師として働ける日を楽しみに仲間と切磋琢磨していきます。
三年生の皆様は学生生活が終わり、社会人になられると、新たな辛いことや苦しいことがたくさんあるかもしれません。そんな時は、北医専で共に学んだ仲間を思い出してください。共に学んだ仲間と乗り越えてきた経験がなによりの励ましになると思います。三年間本当にお疲れさまでした。
最後になりますが、三年生の皆様が、さらにご活躍され、輝かしい人生を歩まれますことをお祈り申し上げ、送辞とさせていただきます。
本日はご卒業おめでとうございます。

令和五年三月十一日
在校生 代表 川畠 瑠斗

答 辞

冬の寒さも和らぎ、春の暖かさが訪れる季節となりました。本日は、コロナ禍にもかかわらず、私たち卒業生のために、このような素晴らしい卒業式を上げて頂き、誠に有難う御座います。また、お忙しい中、ご参列くださった校長先生始め、諸先生方、保護者の皆様、在校生の皆様に卒業生一同、心より感謝申し上げます。この答辞という場をお借りして三年間を振り返らせて頂きたいと思います。
三年前の春私たちは臨床検査技師になるという大きな夢と様々な不安が入り混じった不思議な気持ちでこの学校に入学しました。入学した年の二〇二〇年は新型コロナウイルスが猛威を振るい入学式や新入生歓迎会等の行事がすべて中止となり、この先どうなってしまうのだろうという不安で胸がいっぱいだったことを今でも覚えています。そんな気持ちで迎えた一年時、初めての専門科目に苦戦し赤点を量産、留年という言葉が脳裏に浮かんだ人もいたでしょう。私もその一人でした。この時は両親にとても心配をかけてしまったと反省しています。段々と学校生活にも慣れてきた二年時には一年時の知識を基礎とした、より難しい内容の授業や試験勉強、週四回の学内実習によるレポート地獄の毎日に心身ともに疲弊していき、疲労と睡眠不足で気絶したこともありました。しかしこの様な状況でも仲間と共に励まし助け合うことで無事に乗り越えることができました。そんな二年生の中でも楽しかった思い出もあります。コロナ禍ということもあり、初めての学校行事となった研修旅行です。二日目の伊達時代村で二十歳を迎えた男達がお化け屋敷で抱き合いながら叫んでいたのもいい思い出です。また本来の目的である検査センターの見学を通して自分の就職先や検査技師としてどうスキルアップしていきたいかについて深く考える有意義な時間となりました。そして三年生になってすぐに病院実習が始まりました。実際に臨床の現場で働く技師の方々を見て、自分もこんな風に働けるのだろうかと自信を無くすと同時に、強い憧れを覚えました。そんな病院実習の四ヶ月も気づけば終わり、国家試験が迫ってきました。先生方には月ごとに行う模擬試験の結果で毎回頭を悩ませてしまったと思います。特に私はその主犯格でした、ごめんなさい。そんな状況でも諦めずに色々な方法で勉強を教えてくださった事に言葉では言い表せないほどに感謝しています。そして先生方や保護者の大きなサポートと各個人の絶え間ない努力によって無事に国家試験を終え、今日という日を迎えることができました。もし今後大きな壁にぶつかってもこの経験を糧に乗り越えていきけると思います。
私事ではありますが、この学校に入学を決めた時に後押しをしてくれた両親へ。一日でも早く恩返しをできる様に頑張りたい思います。今まで育ててくれてありがとう、木内家の一員として産まれて来れたことに感謝します。これからもずっとよろしくお願いします。そして、仲山先生を始めとした先生方、ご心配をおかけしてしまったと思いますが最後まで全力でサポートして下さり本当に有難う御座いました。先生方の教えを元に一人前の検査技師になれる様に頑張りたいと思います。そして同期のみんな、こんな不甲斐なく頼りない委員長について来てくれて有難う。皆んなと過ごした三年間は本当に楽しかったです。本当にありがとう。これから先に必ず大きな壁が立ちはだかると思いますが、卒業してもお互いに手を取り合いながら乗り越えていきましょう。
卒業後は命をお預かりする一医療従事者としての自覚と責任を持ち、一日でも早く一人前の臨床検査技師になれる様に精進してまいりたいと思います。
最後になりますが、ご参列くださったの皆様方のご健康とご多幸をお祈りしますと共に、母校の益々の発展を願い、答辞とさせて頂きます。

令和五年三月十一日
卒業生 代表 木内 暁大