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医学英語セミナー

2015.6.5

平成27年6月1日(月)北海道医学技術専門学校において、医学英語の習得を目的に下記の内容のセミナー(英語による講演)を行いました。学生や教職員参加の下、当校教員による通訳を交えながら傾聴させていただきました。演者の”Lynda Addo”先生は2006年に西アフリカのガーナのガーナ大学卒業後、同病院で臨床検査業務に従事しておりました。2011年に旭川医科大学に国費留学生として来日され、今年、博士の学位を取得する予定です

講演はガーナの紹介と国家試験にも頻繁に出題される鎌型赤血球症(Sickle Cell Anemia)とマラリア感染症に関する内容でした。日頃、あまり触れることのない英語(英会話)に抵抗感もありましたが、聞き取りやすい発音と解りやすいスライドにより、少しは理解できたのではないでしょうか?また、通訳も介しながらですが質疑応答も行われ充実した講演となりました。

テーマ:鎌形赤血球症、マラリア感染症のアフリカでの現状
演 者:旭川医科大学 内科学講座 消化器・血液腫瘍制御内科学分野 大学院生 Lynda Addo 先生

鎌形赤血球症とは?

ヘモグロビンβ鎖をコードする遺伝子の突然変異(6番目のアミノ酸がグルタミン酸からバリンに置換)により、赤血球が鎌状になり溶血性貧血や微小毛細血管が閉塞する疾患で常染色体劣性遺伝する。ホモ接合体は重篤で生後一年以内に半数が死亡するとされる。主にアフリカや地中海沿岸、中近東、東南アジア、南米などで認められ、マラリア感染症発生地域と重なる。