新着情報

第46期生の卒業式が執り行われました

2022.3.15

令和3年3月12日(土)に、第46期生の卒業式がアートホテル旭川で行われました。例年であれば在校生の参加や来賓の方々にご臨席頂き執り行われておりましたが、新型肺炎の流行抑制のため簡素化した形で行われました。

3年間の思いを胸に社会人としての一歩を踏み出す、卒業生の皆様のこれからの活躍を心から願っております。

優秀学生表彰
成績優秀賞 宮下 綺菜 (富良野高等学校卒)
関係団体表彰
日臨技学生表彰会長賞 佐藤 凌 (遠軽高等学校卒)
北臨技学生表彰 武田 夏音 (旭川西高等学校卒)
北専各連優秀生徒表彰 岡本 梨穂 (士別翔雲高等学校卒)

卒業生挨拶

厳しい寒さの中にも、時折感じられる春の陽気に包まれるこの良き日、私たち第46期生27名は晴れて卒業式を迎えることが出来ました。本日は、コロナ禍にもかかわらず、このような素晴らしい卒業式を挙げていただき校長先生を始め諸先生方には深く御礼申し上げます。また、お忙しい中ご列席いただきました父母の皆様方に、卒業生一同心より感謝申し上げます。

3年前の入学式、臨床検査技師になりたいという同じ目標を持った私たちの長くて短い3年間が始まりました。この3年間、私たち46期生は今も猛威を振るっている新型コロナウィルスに常に不安を感じながら生活してきました。

1年生の時は、慣れない専門教科に振り回され、定期試験で赤点を取り、再試験を受け、人生で初めて留年という言葉が頭をよぎった人もいたでしょう。1年生の時から臨床検査に関わる校内実習がありレポート提出もあったため、高校生活と専門学校の違いを痛感しました。

2年生の時は、新型コロナウィルスが本格的に流行し、学校が臨時休校になったり、体育祭や研修旅行などの行事が中止になったため、実習・レポート・試験勉強の毎日でした。実習はほぼ毎日あり、そのレポート提出は2週間後ですが科目数も多く、感覚的にはもっと短く感じました。さらに定期試験では1年生の時と比べ物にならないほど科目数が多く、内容も難しく、基礎学力の不足を思い知らされました。

3年生になり、病院実習がありました。臨床検査技師とはどのような役割を担っているのか、今まで学んだ知識だけでは不十分であることを自覚しました。コロナ禍で実習期間が短くなってしまった人もいたため、実際に体験して学ぶことや経験することが限られてしまい、国家試験の勉強をしていても理解するのに時間がかかったこともありました。新型コロナウィルスの影響で無事国家試験を突破できるのか、誰もが不安になったことだと思います。しかし、先生方の熱い指導、そしてなによりこの46期生全員が諦めず努力した結果、3年間の集大成ともいえる国家試験を無事に乗り越えることが出来ました。今は安堵と共に期待と不安の入り交じった複雑な気持ちでいっぱいです。

この場を借りて伝えたい感謝の言葉があります。

まず、学友会の3人へ。人とのコミュニケーション能力が高い上、クラスの中心的な存在でもある副委員長と、頭がよく冷静に物事を判断するのが早い体育委員の2人。3年間頼りない委員長を支えてくれてありがとう。クラスのみんなも頼りない委員長についてきてくれてありがとう。先生方には、赤点も多く居眠りしていた私を、見捨てず優しく勉強を教えていただきありがとうございます。あと、父さんと母さん、今までたくさん迷惑をかけたけど就職したら、今までの事を返していけるように頑張っていきます。今までありがとうございました。

いよいよ私たち27名は、臨床検査技師として新たな一歩を踏み出します。これまで私たちを温かく見守り、支えてくださった先生方や家族を始め、多くの方々に感謝いたします。これからは、人の命に関わりその責任を伴うことになります。北医専の先生方にご指導いただいた教えを活かし、誇りと責任を持ち、一日でも早く一人前の臨床検査技師になれるよう日々精進していきたいと思います。

最後になりますが、校長先生をはじめ諸先生方、父母の皆様方、今まで本当にお世話になりました。まだまだ未熟な私たちですが、これからもあたたかくご指導くださいますようお願い致します。

本日ご出席の皆様方のご健康とご多幸をお祈りしますとともに、母校北医専のさらなる発展を願い、卒業生代表挨拶とさせていただきます。

令和4年3月12日
卒業生代表 軽部 連