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令和3年3月13日（土）に、第45期生の卒業式がアートホテル旭川で行われました。例年であれば在校生の参加や来賓の方々のご臨席の元、執り行われておりましたが、新型肺炎の流行抑制のため簡素化した形で行われました。

3年間の思いを胸に社会人としての一歩を踏み出す、卒業生の皆様のこれからの活躍を心から願っております。

卒業生挨拶

冬の寒さも和らぎ、春の暖かさが訪れる季節となりました。本日は、コロナ禍にもかかわらず、私たち卒業生のためにこのような素晴らしい卒業式を挙行して頂き、厚く御礼申し上げます。また、お忙しい中、ご臨席賜りました校長先生始め諸先生方、ご来賓保護者の皆さま方に、卒業生一同心より御礼申し上げます。

三年前の春、私達はまだ名前も知らない仲間と共に、これから始まる新しい学校生活への大きな期待と、それと同じくらい大きな不安を抱いて入学式に臨みました。

三年間の思い出を振り返ると、試験勉強とレポートの毎日でした。当時はとても辛く、挫けそうになることも多々ありましたが、そのたびに仲間と協力しあい、乗り越えていきました。特に三年生では誰も予想していなかった試練が待ち受けていました。今も猛威を振るう新型コロナウイルスです。学校が臨時休校になり、病院実習も延期や中止が相次ぎました。このような状態で無事国家試験を突破できるのか、誰もが不安になったことだと思います。しかし、先生方の熱心な指導、そしてなにより皆が諦めずに努力した結果、無事に国家試験という大きな試練を乗り越え、今こうして卒業式を迎えることが出来ました。この経験は私たちにとって大きな自信となったと思います。

今日、私たち三十一名は、北海道医学技術専門学校を卒業いたします。この晴れの日を迎えることができましたことに、喜びを感じるとともに、これまで私たちを温かく見守り、支えてくださった先生方や家族を始め、多くの方々に感謝いたします。私たちは今、北海道医学技術専門学校を卒業し社会に羽ばたこうとしています。これからは、人の生命に携わる者としての責任を伴う立場となります。人々を支える立場となることへの緊張感もありますが、北海道医学技術専門学校北医専で培った多くのものを糧としてどんな困難にも立ち向かい、乗り越えていこうと思います。これまで以上に学びを深めるとともに、臨床検査技師として、また一人の人間として成長し続けられるよう、志を高く持ち、日々精進していきたいと思います。

最後になりましたが、校長先生、ご来賓の皆さまに御礼申し上げるとともに、お世話になりました諸先生方、そしてこれまで惜しみない支援をしてくれた両親と家族に、卒業生一同、深く感謝し、皆様のご多幸、ご健康を心よりお祈り申し上げます。そして、母校北海道医学技術専門学校の更なる発展をご祈念申し上げるとともに、本学卒業生として、その名に恥じぬよう、社会への貢献に努めていくことを誓い、卒業生代表の挨拶とさせて頂きます。