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第41期生の卒業式が執り行われました

2017.3.14

平成29年3月11日(土)に、第41期生の卒業式が旭川グランドホテルで行われました。来賓の方々や多くの保護者が参加され、卒業生の船出を祝いました。また、夕方からの謝恩会、2次会とクラス最後のイベントに盛り上がりました。

3年間の思いを胸に社会人としての一歩を踏み出す、卒業生のこれからの活躍を心から願っております。

答辞

厳しい寒さの中にも、時折感じられる春の陽気に包まれるこの良き日、私たち第四十一期生三十二名は晴れて卒業式を迎えることが出来ました。本日はこのような素晴らしい卒業式を挙げていただき誠にありがとうございます。また、お忙しい中ご出席下さいました ご来賓の皆様方、校長先生をはじめ諸先生方、父母の皆様並びに関係者の皆様方に卒業生一同心より御礼申し上げます。

三年前、この場所で臨床検査技師になりたいという同じ目標を持った私たちの長くて短い三年間が始まりました。一年生の時は、慣れない専門教科に振り回され赤点を取り、再試験を受け、人生で初めて留年と言う言葉が頭によぎった人もいたでしょう。二年生になり、実習が本格的になり同時に専門科目もより一層難しくなりました。実習はほぼ毎日あり、そのレポート提出は二週間後ですが科目数も多く、体感的にはもっと短く感じました。そのため夜遅くまでレポートを書いていたことも多々あり、授業中居眠りしてしまう人も少なくありませんでした。さらに定期試験では一年生の時と比べ物にならないほど科目数が多く、内容も難しく基礎学力の不足を痛感しました。ですが、その一方で、クラス全員で一位を目指した体育祭やまだかまだかと待ち望んでいた研修旅行などの行事がより一層楽しめたと思います。三年生となり、病院実習がありました。臨床検査技師とはどのような役割を担っているのか、今まで学んだ知識だけでは不十分であると学ぶことができました。私個人の事ですが、実習先では生理機能検査が長く、自分が苦手とする分野であったので自分なりに精一杯予習して臨みましたが、勉強不足であることを思い知らされました。ですが、先輩の技師さんに心電図波形の変化でどのように刺激が伝わっているのか、エコーを行う際、どの点に着目すればいいかなど丁寧にご指導していただきました。その結果、生理機能分野の理解が深まり、今ではその分野で活躍したいとも思っています。始めは長いと思っていた四か月の病院実習も日が経つにつれ短く感じました。その中で多くの事を学ばせていただきました。そして先日、三年間の集大成ともいえる国家試験を無事に終え、今は安堵と共に期待と不安の入り混じった複雑な気持ちでいっぱいです。

この場を借りて伝えたい感謝の言葉があります。まず、学友会の三人へ、人とのコミュニケーション能力が高い上、クラスの中心的な人でもある副会長と頭がよく冷静で物事を理解するのが早い体育祭運営委員の二人、三年間とても頼りない委員長を支えてくれてありがとう。クラスのみんなもいつも不十分な連絡を聞いて理解してくれてありがとう。先生方には赤点も多く居眠りしていた私を見捨てず優しく勉強を教えていただきありがとうございます。仲山先生には模試の点数が下がった時、相談に乗ってもらい自分なりの勉強方法がみつかりました。あと、父さんと母さん今まで失敗した事も多く、迷惑もかけたけど就職したら今までの事を返していけるように頑張っていきます。今までありがとうございました。後輩のみんなには感謝の気持ちと伝えたい事があります。二年生はこれから病院実習に向けて準備していくと思います。先生からもらったプリントは必ずやって望むようにしてください。一日一日が勉強になり、実際に聞いたこと見たことは模試や国試に出たりするので忘れないように頑張ってください。ここを頑張れるか頑張れないかで国試の合否が左右されてくると思いますので、真摯に取り組んでください。一年生はレポートに追われることになると思いますが、その時間は決して無駄にはなりません。教科書で見て調べることで自分の知識になるからです。それと字をきれいに書かないと後で見返した時、読む気力もなくなり、先生方にもきつく注意されるので気を付けてください。また時間はあります。準備をしっかりとしてください。これから何度も壁にぶつかり、悩んでしまうこともあると思います。ですが、努力を惜しまず周りの人たちと協力し先生方、家族と共に乗り越えて、国家試験を突破できるように頑張ってください。後輩のみんなが全員合格することを祈っています。

最後になりますが、ご来賓の皆様方、校長先生をはじめ諸先生方、父母の皆様方、今まで本当にお世話になりました。まだまだ未熟な私達ですが一日も早く、一人前の臨床検査技師として北医専の誇りを胸に努力を続けていきたいと思います。これからもあたたかくご指導くださいますようお願いします。

本日ご出席の皆様方のご健康とご多幸をお祈りしますとともに母校北医専のさらなる発展を願い、答辞とさせていただきます。

平成二十九年三月十一日
卒業生代表