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36期生卒業式が執り行われました

2012.3.14

平成24年3月10日に第36期生の卒業式が執り行われました。

晴れやかな姿の37名は3年間で得た知識と技術をもとに、新たな社会人(医療人)として旅立っていきます。
校長からの言葉や多くの来賓の皆様のお祝いの言葉を胸に、これからの医療を担う人材として活躍していくことを願っています。

卒業式

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送辞

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第37期生 照井 雅弥

今日ここに、晴れの卒業式を迎えられた先輩の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今、皆さんの胸の中には、この北医専で過ごした三年間の思い出がこみ上げているのではないでしょうか。

私は、学友会活動を通じて先輩方と接する機会が多くありました。新入生歓迎会や春と秋の体育祭などの行事では、各学年みんなに楽しんでもらえるように役員どうしで何度も話し合いを重ね、遅くまで学校に残り準備したこともありました。当日も、上級生らしいリーダーシップを発揮して積極的に行動していた姿は私達後輩にはとても心強く、頼りがいがありました。特に今年度は例年とは変更したことが多く、秋の体育祭で初めて男女競技が別になったり、三年生との交流会の場所や何をするかなど、全てが一からの企画・準備で困っていました。しかし、先輩方に楽しんでもらうために毎日遅くまで集まっていると、学友会の先輩方やたくさんの先輩方が声をかけてくれたり、アドバイスをくれて頑張ることができました。そして、行事が終わると多くの先輩方が、「楽しかったよ!」と声を掛けてくれました。先輩方の温かい言葉に、私はみんなの前で涙を流してしまいました。絶対失敗すると思っていたのに、先輩方が手伝ってくれたり、一緒に盛り上げてくれて、流石だなぁと思う反面、「ごめんなさい」という気持ちが強かったからです。

先輩方と過ごした日々は、とても楽しい思い出として心の中に強く残っています。皆さんはこれから、臨床検査技師として社会に出ていかれますが、そこでは様々な困難に遭遇されることもあるかと思います。しかし、先輩方ならどんな壁にぶつかっても、私達を引っ張ってくれたように力強く立ち向かい、くじけることなく、この北医専で学び得た知識を生かして乗り越えていけると信じています。私達在校生も未熟ではありますが、皆さんの後輩として諸先生方のご指導を仰ぎながら、先輩方への感謝の気持ちを忘れずに精一杯努力していきたいと思います。

最後に、先輩方のなお一層のご健闘を祈るとともに卒業という新たな旅立ちの日を心から祝福し、送辞と致します。

答辞

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第36期生 佐藤 秀信

例年より寒さが厳しい冬だったせいか、春の日差しが柔らかく、優しく肌に感じられるようになってきました。

本日は、私ども36期卒業生のためにこのような心のこもった盛大な式典を挙げていただき、誠にありがとうございます。また、校長先生や理事長様からの御訓辞、お忙しい中ご出席くださいました来賓の皆様のご祝辞、在校生の皆さんからのあたたかいお言葉を頂き、私どもの胸の中に染みわたり、勇気づけられる思いが致しました。本当にありがとうございました。

こうして壇上に立ち思い返すと、3年前にそれぞれの喜びを迎えた入学式、春と秋に行われた体育祭、2年生の時の研修旅行、自分たちの未熟さを知った思った病院実習などが懐かしく思え、次々と頭の中によみがえってきます。自分自身に照らして言えば、学友会の役員として、学校行事の企画と運営などをしていました。忙しくて手間のかかる委員長の仕事はもうやめてしまいたいと思ったこともありましたが、学友会のメンバーや、役員ではない同期生からの手助けにより、一つずつ行事を成功していくことができました。その時に感じた喜びとつらさは、忘れることのできない思い出となっています。今思えば、長いようで短い、あっという間の2年間でした。

本校の先生方をはじめ、来校して講義をしてくださった先生方は、個性的な先生、深い学識をお持ちの先生、情熱あふれた先生がたくさんいらっしゃいました。私どもを熱心にご指導してくださり、厳しいときは鬼のように厳しく、優しいときはこの上なく優しく、講義や実習を通して学力向上を考えて下さいました。その中で何より申し訳なく思うのが、先生方が私どもに言葉をかけて下さっているのに、それに気付かなかったことです。深くお詫び致します。私どもの中にはこのまま社会に出る者も、さらに 大学へ進学する者もおりますが、先生方から学んだことを胸に、これから臨床検査技師としてのそれぞれの道を歩んでいきます。在校生の皆さん。皆さんとは2年、あるいは1年のお付き合いでしたが、優れた後輩を持ちえたことを誇りに思います。

皆さんは雪柳という植物を知っていますか?北海道ではあまり見られないですが、その名の通り 柳のように垂れた枝に雪のような純白の花をたくさん咲かせ、今頃の季節の本州や関西のほうで毎年、多くの人を魅了しています。雪柳は他の植物とは違い、花の芽をつけたまま寒さの厳しい冬を越します。 雨の日も風の日もじっと自分の場所で根を張って頑張っている。頑張り抜いたから、みんなから「きれいだねぇ」と云ってもらえる。勉強やレポートに追われる日々はまさに冬です。 在校生の皆さんが、雪柳のように今の自分の場所であきらめないで、頑張り抜くことに期待しています。

最後になりましたが、校長先生をはじめ、諸先生方、来賓の皆様方、父母の皆様方、今まで本当にお世話になりました。私どもはまだまだ未熟で、自分を見失い、迷ってしまうかもしれません。 卒業後もあたたかくご指導くださいますよう、宜しくお願い致します。

ご出席の皆様方のご健康とご多幸をお祈り致しますとともに、母校のさらなる発展を願い、答辞とさせて頂きます。