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第43期生の卒業式が執り行われました

2019.3.12

平成31年3月9日(土)に、第43期生の卒業式が星野リゾートOMO7旭川で行われました。来賓の方々や多くの保護者が参加され、卒業生の船出を祝いました。また、夕方からの謝恩会、2・3次会とクラス最後のイベントに盛り上がりました。

3年間の思いを胸に社会人としての一歩を踏み出す、卒業生の皆様のこれからの活躍を心から願っております。

☆優秀学生表彰
成績優秀賞                 武田 千秋 (江陵高等学校卒)
努力賞                   橋本  駿 (旭川南高等学校卒)

☆関係団体表彰
日臨技学生表彰会長賞            工藤 裕基 (旭川凌雲高等学校卒)
北専各連優秀生徒表彰            柳本 瑠奈 (旭川東栄高等学校卒)
北専各連旭川支部優秀学生表彰        川股 愛梨 (旭川東栄高等学校卒)

送辞

冬の厳しい寒さも和らぎ、徐々に春の訪れを感じさせる季節となりました。

卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表して心からお祝い申し上げます。

今、三年生の皆さんは、どのようなご心境でしょうか。この三年間、毎日のように追われていた実習やレポート、ふと気づくとすぐ目の前に迫っていた定期テストであっという間の三年間だったのではないでしょうか。そして三年生では臨地実習や国家試験勉強で、とても多忙な日々を送ってきたことと思います。そんな中でも、必死に勉学に取り組み、行事にも真剣に向き合っていた先輩方の姿が、私達の心に強く印象に残っています。

私は学友会を通じて先輩方と接する機会が多く、行事があるたびにたくさんのことを学びました。初めての行事であった春の体育祭は、不安でいっぱいでした。ですが、何一つわからない私たちに準備や運営のことなど丁寧にわかりやすく教えてくださり、心強く頼もしく思いました。私たちの学年が運営する時には、競技や景品のことなど優しくアドバイスをくださり、とても助かりました。また、普段の学校生活でも、愉快な先生方の話やテストなど、勉強面のことも教えてくださり、本当にありがとうございました。先輩方が三年間を共に助け合い、時に悲しみ、喜び合いながら過ごした仲間は一生のたからものです。

学生生活が終わり、これから臨床検査技師として社会の一員となると、悲しいことや辛いことがたくさん待ち受けていることと思います。ですが、そんな時は北医専の大切な仲間、お世話になった先生方を思い出せば、きっと乗り越えられることと思います。私たち在校生もまだまだ未熟ではありますが、かけがいのない仲間と過ごす日々を大切にし、先輩方の築いた伝統を受け継ぎ、後に続いて、社会に貢献できる立派な臨床検査技師になれるよう、一生懸命勉学に励んでいきたいと思います。

最後になりますが、先輩方の今後のご活躍とご健闘をお祈りして、心よりお祝い申し上げ、卒業される皆様への送辞とさせていただきます。

 

平成三十一年三月九日
在校生代表  川上 真里奈

答辞

僕たちのクラスはあまり勉強ができず、反応の薄いクラスで、先生方にはたくさんの迷惑をかけたと思います。それでも先生方は僕たちのことを真剣に考えてくださり、ときには叱ってくださりもしてくれました。二年生の時の成田先生の喝は今でも覚えています。特に担任の畠山先生には本当にお世話になりました。僕自身、畠山先生にたくさん支えられ、今この時まで頑張ることができたと思います。担任が畠山先生でよかったと心から思い感謝しています。数多くの先生方に支えられ、充実した学校生活を送ることができました。そして先月、三年間の集大成ともいえる国家試験が終わりました。今までの努力した成果を一人一人が出し切ってやり切りました。今は安堵の気持ちとこれからへの不安、もう少し頑張れたという後悔が入り交じった複雑な気持ちでいっぱいです。

この三年間を終えようとしている今、後輩たちへ伝えたいことがあります。一年生、来年からは講義も実習も本格的になり一年生の時のように甘くはありません。これから学ぶことはみなさんが思っている以上に重要です。今一度自分が何のためにこの学校に入学してきたのかを考え直して、二年生に臨んでください、応援しています。二年生、これから臨地実習がすぐに始まります。実際の臨床の現場で何をみて、何を感じ、何を学ぶかは自分次第です。長いような臨地実習期間も気が付けばすぐ終わります。その期間を大切にし、たくさんのことを学んでください。有意義なものとし無駄にしないために、視野を広く持って積極的に行動すると良いです。臨地実習後は国家試験に向けての勉強が本格的に始まります。勉強をしてもなかなか点数が上がらず、嫌になってしまいそうになるかもしれませんが、自分を信じてあきらめないで必死に取り組んでください。みなさんなら出来ると信じています。後輩達が国家試験に合格できることを祈っています。これからたくさん迷うこと、不安になることがあると思います。そんな時こそ、自分一人で抱え込まず、仲間や先生といった周りを頼ってください。きっと力になってくれます。そして、たくさん遊んでください。時間は有限です。最初にも言いましたが三年間はあっという間です。学生であるうちに遊びにも全力で、そして少しでも多く思い出作り、後悔のない意味のある学校生活を送ってください。

同期のみんなへ。不甲斐ない委員長ではあったかもしれませんが、行事など、多くのことで協力してくれて感謝しています。僕自身、委員長になるのではなかったと何度も思ったこともありましたが、そのたびに僕が委員長でよかったと言ってくれ、とても心の支えとなりました。個性豊かな人が多く、講義での反応が薄いこの四十三期ではありましたが共に三年間過ごせて楽しかったです。これから一人一人様々な道を進んでいくと思います。僕たちは同期であり、仲間です。これから先、同期として仲間として、共に責任と誇りを持って、日々向上していきましょう。こんな言葉があります、「精根尽くして颯爽たり、顧みるときの微笑み」これは私が高校の恩師から教わった言葉です。心身の限りを尽くせば、結果に関わらず胸を張って颯爽としていよう、そして後で振り返った時微笑むことができるといった意味です。僕は、努力は報われると信じています。必ずとは言えないかもしれません。ですが、努力したことには意味があると思います。これから辛く苦しいことが待っていたとしても、その一瞬一瞬を全力に取り組み努力していきましょう。たとえ結果が伴わず後悔してしまった時こそ、その頑張りを、努力を振り返ってみてください。きっと次につながる何かをその時見出すことができると思います。

私事ではありますが、この北医専を進めてくれた両親には感謝しています。最初はこの道に進んで後悔していた時期もありましたが、今では臨床検査技師という道を選んでよかったと心から思っています。この学校だからこそ出会えた仲間や先生方、多くの貴重な経験、その全てが僕にとってのかけがえのないものとなりました。まだまだ未熟な自分ではありますが、少しでも早く一人前となって、自慢の息子と言えるよう頑張ります。今まで育ててくれてありがとう。親孝行を少しずつしていくつもりなので、僕の成長とともに待っていてください。

最後になりますが、ご来賓の皆様方、校長先生をはじめ諸先生方、父母の皆様方、今まで本当にお世話になりました。まだまだ未熟な私たちですが、一日でも早く一人前の臨床検査技師になれるよう、日々精進していきたいと思います。これからも変わらぬご指導をお願いいたします。

ご出席の皆様方のご健康とご多幸をお祈りいたしますとともに、母校の益々のご発展を願い、答辞とさせて頂きます。

平成三十一年三月九日
卒業生代表 工藤 裕基